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執筆者の写真日本自治委員会

【抗議文】白鷗高校当局の活動妨害を受けた抗議(都教委宛)

2019日自発第8号

2019年10月16日

東京都教育委員会

教育長 藤田裕司 殿

日本自治委員会

議長 平松けんじ


抗 議 文


日本自治委員会は、東京都教育委員会教育長藤田裕司に対し、次の通り抗議し、要求する。


1.2019年10月15日16時10分頃、当自治委員会活動員が東京都立白鴎高等学校正門前の公道上において宣伝活動を行っていたところ、東京都立白鴎高等学校長・善本久子は、当自治委員会活動員が「表現の自由」を理由に拒絶していたにもかかわらず、宣材配布をやめるように求める不当な「お願い」をし続け、当自治委員会活動員の表現活動を妨害した。又、善本校長は、学校の公道上における表現活動に対し、警察官の臨場を要請し、警察権力を用いて、当自治委員会活動員の表現活動を弾圧しようと試みた。これは、公道上という表現活動の自由が保障されるべき公共空間において、公務員が不当に公権力を用い、言論・表現活動に対して行った弾圧であり、日本国憲法第21条で保障されている「表現の自由」を侵害する行為であり、憲法第99条に定める公務員としての憲法擁護義務に反する行いであるから、強く非難するとともに、厳重に抗議し、教育長名での謝罪と再発防止の全都立学校長への周知を要求する。


2.善本校長は、当自治委員会活動員に対し、当自治委員会が発行した配布物の内容に関し、都教委はそのようなことを事実ではないとするステートメントを出しているから事実ではない旨の虚偽の発言を繰り返した。当自治委員会は、当該配布物を作成するにあたり、一般の報道記事を出典としている。これは事実を「フェイクニュース」と否定する虚偽発言を反復的に行ったことは、許し難い反知性主義的蛮行である。当自治委員会は、東京都教育委員会に対し、善本校長の当該発言について抗議するとともに、都教委に対しても監督責任を問い厳重に抗議する。又、善本校長は、都教委が当該報道記事の事実について否定しているステートメントがあると述べているのだから、当然、そのステートメントについて記号番号ならびに文書名について示すべきである。当自治委員会は、善本校長に対し、当自治委員会の配布物の内容が事実に反すると指摘するにあたり論拠とした都教委のステートメントの記号番号ならびに文書名について列挙し、又その内容を当自治委員会に対し、提示するように指導することを要求する。


3.当自治委員会は、善本校長について、都民の表現活動の自由を侵す非違行為及び都民に対する暴行行為を理由に東京都教育委員会として懲戒処分を科すことを要求する。


4.当自治委員会は、東京都教育委員会に対し、善本校長が行なった一連の行為(上述)について、①どのような法的根拠により行われたのか、②法的に適切な職務執行であったか、③校長善本久子が行なった都民の表現活動の自由を侵害するような対応が合理的かつ正当であると考えているのか、④校長善本久子が当自治委員会活動員に対して行なった暴行に対する都教委としての見解、⑤その他本項目以外で要求している謝罪と再発防止の確約書、⑥善本久子校長に対する懲戒処分に関する都教委としての今後の対応方針を、本書面到達日から起算して14日以内に末尾左下に郵送において教育長名で回答文を送付することを要求する。


5.当自治委員会は、日自発第6号についても以下の通り要求を追加するので、本書面到達日から起算して14日以内に末尾左下に郵送において教育長名で回答文を送付することを要求する。

○日自発第6号第3項で言及したものを除く要求(第1項、第2項、第4項)について、第3項への回答と合わせて回答文を送付すること。(謝罪と再発防止の確約、江本敏男校長らの懲戒処分に関する都教委の今後の対応方針について)


以上

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