2019 日自発第 14 号
2019 年 11 月 13 日
東京都教育委員会 教育長 藤田 裕司 殿
日本自治委員会
議長 平松 けんじ
抗 議 文
日本自治委員会は、東京都教育委員会(藤田裕司教育長)に対し、次の通り抗議し、要求する。
1.2019 年 11 月 13 日 12 時 30 分頃,東京都立新宿山吹高等学校の校舎4階において,新宿山吹高校自治委員会・磯田航 太郎自治長が自治委員会活動の一環としてプラカードを掲げていたところ,梶山隆統括校長,藤田豊副校長,滝口則次主 幹教諭,濱田大介主任教諭の4名が次の各号に掲げる行為を行い,新宿山吹高校自治委員会の政治的教養の涵養に係る活 動を妨害した。
(1) プラカードを掲げることをやめるよう,執拗に求めた。 (2) 4人がかりで付きまとい,磯田自治長を取り囲み,身動きが取れない状態に置いた (3) (2)について,磯田自治長が何度も解放を要求したが応じなかった (4) 上記の状況の中,生活指導を受けるように何度も要求した。
プラカードを掲げることを妨害する行為は,教育基本法第 14 条 1 項が定める政治的教養の尊重に反し,入学許可に伴い 当然の権利として保障されるべき生徒の施設使用権を侵害している。また,磯田自治長を4人がかりで取り囲んだ行為, 解放を求めたにも拘らず応じなかった行為は,刑法第 220 条が定める逮捕・監禁罪に相当する行いである。また,磯田自 治長を取り囲んだ中,プラカードを掲げることの中止や生活指導を受けることを要求した行為は,「人質による強要行為等 の処罰に関する法律」が定める人質強要罪に相当する行いである。
当自治委員会は,東京都立新宿山吹高等学校当局の4名による不法行為と犯罪行為に対し,激烈なる怒りと憤りを表明 するとともに,教育長名による謝罪と再発防止の確約を強く求める。
また,当自治委員会は,今回の事案に関与した4名に対し,不法行為・犯罪行為を行っていることから,懲戒免職処分 を下すことを要求する。
2.当自治委員会は、東京都立新宿山吹高等学校が行った上述の行為について、①どのような法的根拠により行ったのか、 ②適法かつ適切な職務執行であったか、③生徒の政治的教養の涵養を侵害するような対応が合理的かつ正当であると考え ているのか、④新宿山吹高校自治委員会活動員に対する貴職名での謝罪及び再発防止の確約、⑤その他本項目以外で要求 しているものについて、本書面到達日から起算して14日以内に末尾左下に郵送において回答文を送付することを要求す る。
以上
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