20日自外１第4号
2020年8月5日
立憲民主党代表 枝野幸男 殿
日本自治委員会事務総局
外務局外務第１課
文書送付のお知らせ
前略
2020年8月5日午前9時47分に、貴党に所属する目黒区議会議員 西崎つばさ氏がTwitter上において投稿したツイートに関し、日本自治委員会は別紙のとおり抗議文を発出いたしましたので、お知らせいたします。
草々
◉別紙
20日自発第13号
2020年8月5日
立憲民主党代表 枝野幸男 殿
日本自治委員会
議長 大須賀太一
抗議文
日本自治委員会は、立憲民主党代表 枝野幸男(以下「貴職」という)に対し、次の通り抗議・申し入れるものである。
１．抗議の主旨
2020年8月5日午前9時47分、貴職が代表を務める立憲民主党に所属する目黒区議会議員・西崎つばさ（以下「西崎」という）がTwitter上において、当自治委員会活動員Iさんが目黒区立第九中学校副校長・高橋秀一に私人逮捕されたことに関し、「前週に近隣の中学校でもトラブルになっており、地域の保護者が不安を感じていたのも事実。」という文言が含まれるツイートしたことは、事実誤認を招くものであり、当自治委員会の社会的評価を不当に貶めるものである。また、同ツイートは表現の自由など立憲主義の根幹を否定し得る発言である。これを受け、当自治委員会は貴職に対し、遺憾の意ならびに抗議の意を表明する。
２．抗議の理由
西崎は自身のTwitterアカウント上において、「前週に近隣の中学校でもトラブルになっており」とツイートしていたが、これは文脈から推察するに、当自治委員会が2020年6月29日から翌月3日にかけて品川区立荏原第六中学校（以下「荏原六中」という）の校門前においてチラシを配布していたことに関する言及であることは明らかである。荏原六中において当自治委員会と同校当局の間において生じたやり取りは、荏原六中校長・伊藤惠造が当自治委員会のチラシ配布を一方的に妨害し、表現活動を弾圧したことに起因するものであり、当自治委員会に起因するものではない。
（1）西崎による当該ツイートは、あたかも当自治委員会が荏原六中においてトラブルを起こしたと事実を誤認させうるものであり、当自治委員会の社会的評価を不当に低下させるものである。
（2）公職に就いている者が、事実確認を怠って事実誤認を招くツイートする行為は、自身の社会的影響力を無視した公人としての自覚を欠くものである。
（3）当自治委員会が荏原六中前において行った活動は、憲法第21条が定める表現の自由によって保障されているものである。憲法が保障している表現活動について「トラブルを起こした」と形容した西崎によるこのツイートは、憲法を軽視したものであり、貴党が掲げている立憲主義の綱領に反するものである。
３．申し入れ事項
上記抗議を踏まえ、当自治委員会は貴職に対し、次の各号に掲げる事項について申し入れるものである。
（1）西崎に対して再発防止のための指導を行うこと
（2）立憲主義を綱領とする貴党として、党員に対して憲法を尊重させる指導を行うこと
（3）西崎による当該ツイートについて、貴党としてのご見解を本書面到達日から起算して14日以内に末尾左下に郵送又は電子メールにおいて示されたい
以上
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